【大震災の教訓】大正15年創業の老舗屋根屋が鳴らす警鐘 「隣人の顔を知らない」町は被災直後に『生存限界』に直面する 〜100年企業が地域と挑む「顔見知りゼロ社会」への宣戦布告〜

100年企業が挑む、孤立社会への対抗策「近助(きんじょ)」始動

  奈良県の創業100年企業・森建築板金工業(代表:森亮介)は、91日の「防災の日」を前に、災害リスクの本質を人間関係の断絶と捉え警鐘を鳴らしています。過去の大震災で救出された人の約9割は自力や隣人によるものでした。

しかし現在、深刻化する顔見知りゼロ社会が生存率低下のリスクとなっています。同社は行政(公助)が届かない被災直後の命を繋ぐため、平時から隣人関係を築く『近助(きんじょ)』プロジェクトを本格始動します。

 

災害発生直後の72時間において人との繋がりが生存率を左右する理由

災害発生直後の72時間は生死を分ける時間とされています。しかしこの間、行政による救助(公助)には限界があります。生きるか死ぬかの72時間において、周囲の状況や避難所を互いに把握し、実際に命を救えるのはわずか数十秒の距離にいる隣人(=近助)だけです。

それにもかかわらず現代では、近くにいるはずの人と繋がっていない。

結果としていざという時に【情報が届かない】【助けを呼べない】【異変に気づかれない】という情報孤立が発生しています。平時からの「顔見知り関係」こそが、情報弱者をなくし、生存限界を突破する最大の防衛力となります。

 

暮らしの最後の砦(屋根)を守る職人だからこそ痛感した、平時の住民の圧倒的な孤立

屋根は、自然災害から住宅と人の命を守る「最後の砦」です。しかし、日々地域の現場を回る中で防災士としても活動する森氏が痛感したのは、ネット情報に依存することで、結果として防災意識が低迷し、住民同士のつながりが希薄化している現実でした。

信頼できる地元の業者がハブとなり、平時から住民や行政と繋がっておかなければ、いざという時に地域を守るインフラとして機能しません。

現場で暮らしの危機を間近で見続けてきた職人として、そして防災士としての専門的視点の両面から生まれた強い責任感が、このプロジェクトの原点です。

 

命のインフラ「ご近所付き合い」を取り戻し『近助(きんじょ)』を成立させる3つの具体的アプローチ

森建築板金工業では、「どこに誰がいて、どこへ避難するか」を平時から共有し、信頼関係を築くための3つのイベントを展開しています。

 

近隣住民同士の接点が減る中、300人が集結!遊びから繋がる「100周年記念イベント」

去る530日、創業100周年を記念して開催した地域交流イベントには、親子連れ・近隣住民を中心に約300名が来場し、大盛況となりました。

会場では、年齢に関係なく遊びながら防災意識を高められる「防災鬼ごっこ」や「防災サスケ」等を展開。

参加した住民から寄せられたリアルな感想から、ただの行列や遊びの場が、現代人に不足していた「繋がり」の場となることを肌で感じる機会になったという。「数値には表せない自然な輪の広がりこそが、災害時に声を掛け合える関係性のベースになると確信しています。」と話す森氏。この100周年記念イベントは自然な顔見知り関係のきっかけを生み出す地域再建の貴重な実証の場となりました。

 

②水をきっかけに人が繋がる「井戸結(いどゆい)体験」

かつて村落で助け合っていた「結(ゆい)」の精神を復活させ、災害時の断水対策として不可欠な「水」を確保するために住民が共同で井戸を掘り進める体験型プロジェクト「井戸結(いどゆい)」。

この井戸結の真の目的は単に水源を確保するだけでなく、「みんなで井戸を掘る」というイベントを通じて自然に人が集まり、顔見知りを作ること、そして人が集まる場だからこそ防災の警鐘や避難所の重要性を直接呼びかけられることにあります。

井戸結は過去2回の開催実績があり、今後も地域の各所で井戸結を拡大していく予定です。

 

③令和に復活させる、昭和のリアル井戸端会議を15回開催

イベントや共同作業でできた繋がりを日常に定着させるため、今年7月以降、日常的に住民が集まる「地域井戸端会議」を年15回開催予定です。

同社敷地内の「みんなの井戸」に集まり、「最近あの家の人を見かけないが大丈夫か」「避難所の場所、本当に知ってる?」といった対話を交わし合う人間版の地域監視・情報共有ネットワーク(日常の井戸端会議)を構築し、災害時の安否確認スピードを劇的に高めます。

 

森亮介(もり・りょうすけ)

大正15年創業の老舗屋根修理屋「森建築板金工業」4代目の熱い想い

 

「顔見知りの存在こそが、被災時のパニックと犯罪を防ぐ最強の自己防衛策」

避難所生活が始まったとき、いきなり行政の人が来てすべてを指示してくれるわけではない。

自分たちで避難所を立ち上げ、協力し合う必要があります。

その時に、お互いの顔や人柄をよく知っている顔見知りの関係が元々あれば、パニックの中でも助け合いが生まれ、外部からの犯罪も未然に防ぐことができるのです。

 

 

  「屋根を守るだけでなく、地域全体の安心・安全を平時から作っていく。それが、これからの建設業・災害対策企業としての私たちの使命です。」と森氏は語る。

 

今後の展開

20261024()に「大和高田市立高田中学校」にて井戸結体験を地元の子どもたちと共に実施予定。

 

 

 

メディア関係者向け情報

【企業お問い合わせ情報:森建築板金工業】

電話:0745-22-8883

MAILpostmaster@moribankin.com 

HPhttps://moribankin.com/

担当:森史巳世(森建築板金工業 取締役副社長)

有限会社森建築板金工業

住所 奈良県 大和高田市土庫2-4-28
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